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早口ナレーターが登場するようになったのはなぜなのか?

TOEICオタクのブログ

TOEIC連続990点講師 花田のブログ

昨日の公開テスト、午後の回にも早口ナレーターが登場していたようですね。

新人ナレーターがたまたま早口だったのではなく、テスト制作機関が意図的にそういう発話を指示させているはずだと僕は思っています。テスト制作機関の狙いとしては、聞き取りの難易度を上げることで、高得点のスコアをばらけさせようとしているのだと思います。適当にしか聞こえていなくても、きちんと聞こえた人と同じ正解数になってしまうとスコアの区別ができなくなってしまうわけですから。

この早口ナレーターの登場は2018年くらいからだったと記憶しています。その対策として、中上級向けの本書では音声収録の時に、ナレーターさんに早めの発話で話していただきました。



そして、5月発売予定の上級向けの満点リスニング対策本では、まさに昨日の早口ナレーターの発話スピードと音の変化を再現させるような音声を収録中です。

あの早口ナレーターを完全攻略したいというマニアックな皆さま、情報解禁までもうしばらくお待ちください。

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第264回TOEIC L&R公開テスト 感想

【パート1】やや難
第1問目の男性ナレーターの声を聞いて難問セットだろうなという予感がしました。

人物の写っている写真はすべて2人だった(1人の写真がない)のは珍しいです。

【パート2】やや難
予感は当たりました。発話スピードの速い男性ナレーターに加えて甲高い声の女性スピーカーが登場してきたからです。

【パート3】【パート4】難
設問の難易度は普段レベルだと思いましたが、聞き取りにくいナレーターが担当したセットは苦戦した方が多かったと思います。

【パート5】やや難
語彙、語法の問題が普段より難しめでした。

【パート6】普
パート5とテスティングポイントが同じ問題が出題されていて、あれれ?と思いました。

【パート7】難
英文の量が普段より非常に多かったので「難」としました。設問はSPの前半こそ易しめでしたが、中盤から終盤にかけては正解の根拠をわかりづらくしている難問もありました。錯乱肢を見極め、正解を選べた人にとっては楽しめたセットであるとも言えるのではないでしょうか。

TPの2セット目、ボランティアを募集する話で、3問目の「必要な人数が揃ったカテゴリーは?」は、実にTOEICらしい良問だと思いました。

【余談】
去年10月は、1つのテーブルに1人が座り、前後は空席にする市松模様配置だったのですが、今回は1つのテーブルの両端に1人ずつが座る配置になっていました。人口密度を単純計算すると、前回に比べると今回は2倍です。密にはなってしまいますが、受験者数のキャパを増やすための苦肉の決断だったのでしょう。

ではでは。

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第264回TOEIC L&R公開テスト(Tips有り)

ザーザー降りの雨でしたが、いつも通り、ルーティーンの朝ウォーキングを40分間。普段は途中の桜並木にジョガーや犬の散歩をしている人がいるのですが、今日は誰もいませんでした。いつもより晴れ晴れしい気分で、気持ちよく歩くことができました。

さて、今日の会場は昨年10月と同じ大型の会議施設です。最新の音響設備のおかげでリスニングの音声は非常にクリアに聞こえ、前回はノーミスでした。豪男性、早口の新人ナレーターの声もストレスなく聞くことができました。

今回も気持ちよく受験できそうな予感がします。

本日受験される皆さま、共に頑張りましょう!

[Tips]
リーディングセクションの時間配分は、13時に開始される前提で、パート5、パート6、シングルパッセージ、それぞれの通過目標が時刻として身体にしみついてしまっています。なので、僕はテスト開始時刻(今回は10:20)を自分の時計では13:00に合わせて受験をする予定です。

【持ち物】
□ 受験票
□ 身分証明書(運転免許証、パスポート)
□ 筆記用具(2セット)
□ 腕時計(2個)
□ マスク(2枚)
□ イヤフォン
□ ローガンズ専用眼鏡
□ お茶
□ 目薬
□ チョコレート
□ ティッシュ
□ 折れない心
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聞々ハヤえもんがおススメです

奪取シリーズセミナーの後、何人からの方からフィードバックとご質問をいただきました。

セミナーで紹介したディクテーションは、早口のナレーターだと聞き取れないのでどうしたらよいでしょうかというご質問でした。

セミナーでは600点奪取の音声だったので、旺文社の「英文の友」というアプリを使っていれば"速度"を変えられるので、0.8~0.9倍くらいに調整してみるのがよいと思います。

一方、お手持ちの音声ファイル、例えば公式問題集の音声ファイルを使ってディクテーションするのであれば、聞々ハヤえもんというアプリがおススメです。実際、僕も10年以上愛用しています。

聞々ハヤえもん公式サイト

区間リピートなどディクテーションに便利な機能が付いて無料です。そして、速度調節機能が付いているのですが、細かく調整できるうえに、音程が変わらず自然な音として聞こえる点が秀逸です。

昨年、取材を受けたこの雑誌でもおススメの英語学習アプリとして聞々ハヤえもんを紹介させていただきました。



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文法特急の個人的ベスト3問題を選んでみた



前作の問題は選択肢だけをみても正解がわかるくらい解いています。なんなら、何を解説しているかも思い出すことができます。それでも、第1問から最終問まで一気に解いてみました。

どの問題もいまだに色褪せない珠玉の問題ですね。一問一問、誰かと語りたくなるような、パート5の重要な要素がつまった問題だと改めて思いました。

追加された新問も、キレのある、学び要素満載の問題でした。

その中から、個人的な、マニアック視点で選んだベスト3を選んでみました。ネタバレは含んでいませんが、気になる方は読み飛ばしてください。

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3位:上級編No.24

この問題、上級者でもうっかり間違えてしまう人が多いのではないでしょうか。実際、自分が講師をしている上級者クラスでも類題を出題してるのですが、皆さん間違えてくれます。正解した人に、解答根拠を説明してもらっても答えられる人が少ないのです。


2位:超上級編No.16

個人的にこのタイプの問題が大好きです。満点を目指す学習者の前に立ちふさがる最後の壁は、こういう問題です。その解法のポイントをシンプルに明解に示されている解説も大好きです。まさに花田節の真骨頂の問題です。


1位:超上級編No.17

超マニアックな視点で選ばせて第1位に選ばせていただきました。その萌えポイントは主語です。

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次は、音声解説を聞いた感想もいつかブログにアップしますね。

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あの日のこと

twitterには過去のツイートを表示する機能があって、以下のように検索すると3.11に自分が何をつぶやいていたのかを知ることができます。

@アカウント名 since:2011-03-11 until:2011-03-12

311c.jpg


あの瞬間、会社のオフィスにいたのですが、都内は電車が止まり、会社に泊まることにしました。ネットから被害の状況が徐々に入ってくるたびに不安な気持ちになりましたが、TOEIC繋がりの友人とはtwitterでやり取りはできて、それが心強かったのを覚えています。

帰宅できたのは、翌朝でした。そして、自分の状況をブログに書いていました。(当時は筆まめでしたな)

状況報告

そして、関東地方は電力不足になり、節電や計画停電が行われるようになるのですが、元々電力関連のエンジニアだったので、自分の知見が少しでも役立つようにと、ブログを書いていました。(なんか熱いな->オレ)

節電の協力について
がんばれ東京電力!

そして、3月のTOEIC公開テストは中止になり、震災から9日後には伝説の「花田塾チャリティーセミナー」の第1回目が新宿で開催されました。

チャリティーセミナー@花田塾に参加して

いつもは満席になる会場が、その日は参加できたのが数十名くらいだったでしょうか。教室の前の方にみんなで肩を寄せ合うように集まって、歌を聞いたのを覚えています。

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今年こそ、三陸鉄道リアス線に乗りにいってこようと思います。

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音声収録にオンラインで立ち会ってみた

6月にリスニング問題集の新刊が発売される予定です。昨日は、その音声収録にオンラインで立ち会いました。こんなフォーメーションです。

・ナレーター@録音スタジオ
・ディレクター@録音スタジオ
・編集者@会社
・著者@自宅

ディレクター、編集者、私がZoomにログインして、ナレーターの音声を聞きながら、OK、Retakeの指示を画面を通して出していきます。

IMG_1539.jpg

IMG_1540.jpg


著者が音声収録に立ち会う目的は、英文が間違いなく読まれているかというチェックと、英文修正の必要が出たときにその判断をするためです。それに加えて、今回は、ナレーションの速度と発話のナチュラルさ加減を指示するのが主な目的でした。

通常は、事前に「公式問題集の音声で」と指示をしておけば、ほぼ完ぺきにその通りに話してくれます。

ところが今回は、注上級者向けの学習者をターゲットにした問題集なので、公式問題集のレベルではなく、公開テストの中で聞き取り難易度の高いナレーションを収録することにしたのです。

公開テストでは、標準的な速度から、かなり早口まで様々なナレーターが登場します。当然、早口の方が聞き取りの難易度はあがります。これはナレーターの特性によるものではなく、テスト制作機関が意図的に、上級者向けのナレーションを混ぜているのだと思います。

・標準 →初級者向け
・やや早口 →中級者向け
・かなり早口 →上級者向け

そこで今回は、すべて上級者向けのナレーションにしてみました。スピードもそうですし、音の変化、消滅も上級者仕様になっています。メインのナレーターは、僕の処女作からの付き合いで、TOEIC音声については熟知されている方なので、「こんなに速くて大丈夫か?」と何度も確認されました。それでも、やみくもに速くしているわけではなく、公開テストで出題されるギリギリの範囲に収まっていると説明して、僕が理想としている速さ、ナチュラルさで話してもらえました。

リスニング満点を目指す方向けの究極の1冊になるはずです。

お楽しみに。

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文法特急発売記念:過去の「恥ずかしい記事」を公開してみた

いよいよ文法特急の改訂版が発売になります。




改訂される内容については、花田先生がこのページで詳しく説明されています。

文法特急の初版が発売されたのは今から12年前の、2009年10月でした。画期的だったのは、パート5を明解に構文先行型アプローチと文脈先行型アプローチに分けて、それぞれをロジカルに解説をした点ではないでしょうか。

その当時、僕は長い長いスコア停滞期をようやく乗り越えて、900点を取ったばかりの頃。パート5は先頭から文末まで読んでから、感覚的に正解を選ぶという解き方でした。正解率はどうしても90%を超えることができません。

その時に出会ったのが、文法特急でした。あまりに斬新な解法解説を、すぐには受け止めることができずに、かなり回りくどい言い回しで書いた、今読むとかなり恥ずかしい記事がこちらです。

新TOEIC TEST 文法特急を読んで卓球少年だった頃を思い出す

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今週中には書店に並ぶそうです。
楽しみですね!

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