「優子&おじみシリーズ」『必殺技』

優子がぽつりぽつりと語り始めた。

「あの月に私も目標の900点をようやく取って、なんだか抜け殻みたいになっちゃったの。でも、自分が思い描いていた900点の自分と、実際の自分との間にはギャップがあって。特に、リスニングのPart3、4は900点を取れても全然聞き取れてる実感が無いのがショックだったんだ」

「監督には相談したんですよね。優子さんがそんなに悩んでたんなら、親身にアドバイスしてくれたんですよね?」

「うん、頼みもしないのに何かと理由を付けて私に絡んできて、アドバイスだとか自分の理論を得意げに語ってたわ。でも、ある日を境に私から相談したい事があるって連絡をしても、忙しいからとか理由をつけられて、そのうち段々疎遠になっちゃったの」

「そうだったですね、何があったんですかね。あんなに優子さんの事、好きだったのに」

「えっ、ううん、それはどうだったのかな。それより、今日は何の用事なんだろうね?」

「えっ、じゃあ優子さんも呼び出されたんですね」

「そう突然、いつものカフェで、ってメールが来たの」

「私一人だったら、3月の公開テストのダメ出しだと予想してたんですけど、優子さんも一緒って事は先読みがハズレました」

「私は、この前の意味深な記事がなんか関連があるんじゃないかって思ってるわ。両文書参照型問題みたいに。あの人はそういう仕込みが好きだから」

「優子さん、”あの人”ってやっぱり、、、あっ監督!!」

「優子、久しぶり、元気~」

男はにこやかに優子に近づくと、親しげに肩揉みをしようとした、その瞬間だった。

「○□#%&$¥!!!」

優子の必殺技、『逆半身片手取り呼吸投げ』が見事に決まった。男はなぜか、沖田艦長のセリフをつぶやきながら気を失った。

「何もかも皆懐かしい・・・」

(つづく)

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そのまたの続き

え〜、これの続きは?
しつこくて、スミマセン(笑)

Re: そのまたの続き

tomopさん、

書き始めたら、筆が乗ってきました^^;

このまま、前ふりをずっと続けてもいいですか~
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